なかやまのりこ

フリーランスナースを経て、糖尿病ケアやフットケアに関することで起業へ

大阪や東京での臨床経験をいかして、全く環境の違う山口県で活動を開始しました。
大学・大学院や特定行為研修などで非常勤講師もお仕事の一環です。

起業したものの、生計が成り立つのか。。。
増え続ける糖尿病、その重症化予防のために貢献したいんだけどな〜


記事一覧(11)

HbA1cと血糖の乖離

昨夜は広島で「糖尿病検査セミナー〜知られざる変異ヘモグロビンの世界〜」が開催され、岡山、浜松、名古屋、札幌、金沢でもWeb中継され、全部で300名以上の方の参加された。臨床検査技師さんの参加は想定範囲内だが、メイン会場の広島では臨床医も7〜8名、看護師も約30名も参加があったとのことで、正直驚いた。下関市立市民病院の川元博之先生からは「HbA1c検査における変異ヘモグロビン検出の効果」というテーマで、変異ヘモグロビンについて現在解明されていることや、ご自身が遭遇された症例について教えていただいた。私からはHbA1cと血糖・グリコアルブミン等との乖離している症例についてお話させていただき、最後の特別講演では獨協医科大学埼玉医療センター教授の犬飼先生からカタラーゼ活性低下によるHbA1c偽高値の症例について詳しく教えていただいた。近年CGMやFGMの活用が広がったこともあり、HbA1cと血糖が乖離している症例が散見されるようになった。普段のケアでもSMBGの結果とA1Cが乖離している事例に時々遭遇する。もちろん、ヘモグロビンの寿命に影響する肝硬変や腎不全、貧血などの要因がないことを確認している。異常ヘモグロビンは海外に多いとされていたので、以前はよその国のことだと思っていたが、日本もグローバル化が進み、ほかの人種の遺伝子が日本にも多く入ってきていること、変異ヘモグロビンの種類も今では1300種類以上解明されているということもあり、これからも変異ヘモグロビンについて解明されていくことと思われる。私の契約先の医療機関でも1年前にアークレイ社の変異ヘモグロビンの一部が検出される分析装置に変えてから、臨床検査技師さんから検出の情報をいただけるようになっている。しかし、変異ヘモグロビンは私には奥が深すぎて周囲に説明できるほどの理解力には至っていない。川元先生のご講演内容を再度復習しなければと思っている(汗)変異ヘモグロビン・・・これからも注目していかなければ。。。変異ヘモグロビンについて情報がほしい方は、アークレイ社さんが変異ヘモグロビンの症例についてまとめたリーフレットを作成されていますので、お問い合わせされるとよいかと思います。

がんばってるぞ、日本!

7月には西日本の豪雨災害、9月に入り関西圏の台風被害に、北海道の大地震。。。被災された方々に、心からお見舞い申し上げます。山口は全国規模でみてみると、比較的被害は少ないですが、それでも私のところに毎月来てくださっている患者さんは、7月の豪雨災害の影響でまだ毎日土砂を除く作業が続いていると、先週お聞きしたばかりです。1年前に手術後に痩せて体力に自信がなくなった、、、と気力も奪われたような印象でしたが、先月・今月と目力が出てきて、笑顔が増えて、彼が輝いてみえます。土砂が入って来たときには途方に暮れていたのに、どうにかしなければと腰をあげて、来る日も来る日もユンボで土砂を書き出すなどの作業をしていたら、筋力・体力がついてきて、これだけの日々の作業をこなせる自分自身に自信が回復したんです!と笑顔で報告してくださいました。災害は絶対にあってほしくないけど、この方にとっては、また生きるエネルギーのきっかけになったんだなあとうれしくもあり、でも、やっぱり災害はあってほしくないと複雑な心中でした。尊敬している北海道の看護の先輩にお見舞いのメールをしたところ、お返事が返ってきました。「ある患者様がいいました、『東北だって九州だって大阪だって、みんな辛い思いしたんだ、北海道だって今回頑張らないとな』その通りだと思いました。」と書いてあるくだりを読んで、涙が出て来ました。全国各地で災害を乗り越えた方々のパワーが、次に被災された方のパワーにつながっているんだなとつくづく思いました。日本って、すごい!!

看護学部1回生の方々のレポート

梅雨入りした中国地方ですが、今日は晴れた空を久しぶりにみました。6月から忙しくなる本業に備え、5月はさまざまな大学・大学院の非常勤講師のお仕事を詰め込んだ影響で、私の机にはレポートがたくさんたまっています(汗)学部1回生のレポートを読んでいて、何度もドキッとさせられました。1回生って、入学して1ヶ月半しか経過していないので、ついこの間まで「高校生」ですよ。私の講義を受ける前の「予習」レポートを一部ご紹介させていただくと「(糖尿病患者は)今まで何気なく行っていた食事や運動・生活を意識的に行うように医療者からすすめられるため、何かを失ったようなそんな喪失感を抱く方もいらっしゃる。(中略)看護師は患者が『自分を肯定できる』ように理解を示すことが大切である。糖尿病患者を「血糖コントロールができない人」という病気主体の考えで決めつけるのではなく、「その人の周辺環境が影響してしまい、血糖コントロールがうまくいくときばかりではない人」と主体を考えることで、私たちの捉え方も変わる」(つづく)この前まで高校生だった学生さんが、ここまで調べて、且つ、この内容を書こうと思うってすごいですよ。普通なら糖尿病の病態や治療、看護師の役割などを書くと思うのです。この学生さんだけでなく、ほかにもドキッとする文章をあちこちに発見しました。みなさんが、将来どんな看護師さんになられるのかとても楽しみですね。さまざまな教育機関に行かせていただきますが、毎回学生さんたちから元気をもらっています。今週から、今年度から開始する事業の営業活動中で、さまざまな医療機関を訪問しています。面談時間まで待たせていただくのですが、職員ではない立場で施設内を見ると新鮮ですし、それぞれに工夫がしてあって学びになります。明日からももう少し営業活動をがんばります!